タウシュベツ橋梁や幌加駅など・国鉄士幌線の廃線跡

旧国鉄の赤字ローカル線、士幌線の廃線跡の写真です。上士幌町のマイナーながらも観光地となっています。昭和レトロな土木構造物による廃線跡は、旅情を強く誘います。

士幌線第三音更川橋梁跡

1936年の竣工、全長は70mを超えるコンクリートアーチ橋です。北海道の鉄道アーチ橋としては最古のもので、川を跨ぐ部分は30m超の長さだそうです。現地調達の石などを使ってコンクリートで作られました。並走する国道から、その美しい姿を眺めることができます。

士幌線第三音更川橋梁跡
士幌線第三音更川橋梁跡

第四音更川橋梁跡

1936年に完成した、長さが90mにも及ぶコンクリートアーチ橋です。中央部はすでに崩落しており、両サイドが残るのみです。完成からすでに90年近い月日が流れ、残された橋梁の路盤に根を下ろした針葉樹が、けっこうな大きさにまで生育していて、まさに廃線跡の風格がすごいです。

士幌線の幌加駅跡

1939年(昭和14年)に開業した非常に歴史のある駅ですが、1978年(昭和53年)に列車の運行は休止されました。その後の廃止後も、この周囲には一軒の家も無いのに、ホームとその周辺の線路が保存されています。

幌加駅跡
幌加駅跡
幌加駅跡
幌加駅跡
幌加駅跡

幌加駅の動画については、以下をご覧ください。

タウシュベツ川橋梁

近年、インスタ映え的な風景として急速に人気を獲得した感のある、国鉄士幌線の旧線の、タウシュベツ川橋梁の跡です。撮影時の早春の時点では干上がっている糠平ダム湖の完成(1955年・昭和30年)とともに、新線に切り替わりました。新線といってもその後、1977年に過疎化のためにバス代行となったため、わずか20年余りでその役目を終えています。

なお、2023年時点でのタウシュベツ橋梁は、ずいぶんと前年よりも崩落が進んだ感じであり、もう数年以内に見ておかないと、アーチの連続した姿は見納めとなりそうです。

タウシュベツ橋梁
タウシュベツ橋梁の説明

タウシュベツ川橋梁のフリー動画については、以下をご覧の上、お好みの部分をお好きなように切り取って改変していただいてお使いください。崩壊度合いも、動画のほうが分かりやすいです。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA